こんにちは。Azure サポートチームの小久保です。
最近、リソースグループ名に、括弧やダブルバイト文字 (日本語など) を入力して、リソースグループを作成したことにより、リソース作成時や削除時にエラーとなるお問い合わせを頂戴することがあります。
その為、本日は、リソースグループの命名規則と命名規則に則っていない場合の影響についてご案内いたします。
※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。
リソースグループ命名規則
現在、リソースグループの名前に指定できる文字は、以下の通りですので、その他の文字を入力しないでください。
- 英数字
- _ (アンダースコア)
- – (ハイフン)
許可されていない文字を使用し、リソースグループの名前を付けた場合の影響
現時点で分かっている事象としては、以下の通りです。
- リソースグループに仮想マシンをデプロイできない
- ストレージアカウント自体の作成に成功するが、各ストレージサービス (BLOB , ファイル , テーブル , キュー) が利用できないことがある
- VPN Gateway の作成に失敗するが、VPN Gateway が作成途中の状態でリソースグループ内に残ってしまい (課金対象外) 、削除ができない
- Media Service の作成に失敗する
※ リソースグループは様々な Azure のサービスで利用されている為、上記以外の影響がでることもございます。
対処策
命名規則に則ったリソースグループにリソースを移動し、許可されていない文字を使用したリソースグループの利用を中止してください。
お困りの際には、サービスリクエストを作成して、サポートチームまでご連絡ください。
- サポートにお問い合わせする方法について
https://blogs.msdn.microsoft.com/dsazurejp/2013/10/30/213/
– 参考情報
以下資料にて、その他のリソースも含めた命名規則がまとめられています。
- Recommended naming conventions for Azure resources – Naming Rules and Restrictions
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/guidance/guidance-naming-conventions#naming-rules-and-restrictions