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Office 更新プログラムを適用して発生する問題の対処 (更新プログラムが再リリースされているかや既知の不具合がないかを確認する方法)

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弊社では毎月米国日付の第 2 火曜に更新プログラムをリリースし、不具合修正やセキュリティ脆弱性への修正を行っています。更新プログラムの適用によって新たな不具合が発生しないよう配慮してリリースを行ってますが、大変申し訳ございませんが更新プログラムを適用することによって新たな不具合が発生する場合があることを確認しております。Office 製品の更新プログラムに不具合が確認された場合は、弊社では以下の方法で対応しています。

影響が大きい不具合
クイック実行版の Office (Office 365 ProPlus など) :
配信を停止。サポート技術情報 (KB) に配信停止と不具合についての説明を追記。数日後に再リリース。

MSI 版の Office (ボリュームライセンスなど) :
配信を停止 (ダウンロードページのダウンロードが中止され、Microsoft Update や WSUS からの配信が停止)。
KB に配信停止と不具合についての説明を追記。
数日後に Hotfix として再リリース (Microsoft Update や WSUS からは配信されない) または翌月の更新プログラムに含めてリリース。

その他の不具合
配信は継続。KB に不具合についての説明を追記 (日本語環境や全角文字固有の問題の場合はブログで公開)。

既に不具合が修正されて新しい更新プログラムが再リリースされている場合は、
新しい更新プログラムを適用することで対応ください。

クイック実行版の Office (Office 365 ProPlus など) :
Office
の自動更新を有効にしている場合は、自動的に順次適用され解消される。
ただちに更新したい場合は [ファイル] タブ-[Office アカウント]-[今すぐ更新] から行う。

MSI 版の Office (ボリュームライセンスなど) :
毎月の更新プログラムとして再リリースされて自動更新を有効にしている場合は、自動的に Microsoft Update/WSUS/SCCM  によって適用され解消される。
自動更新を有効にしていない場合や、毎月の更新プログラムではなく HotFixとしてリリースされている場合は、該当の更新プログラムの KB のサイトからダウンロードして適用する。

弊社では WSUS サポートチームのブログ Outlook サポートチームのブログなどから
できる限り情報発信していくよう努めておりますが
以下のような方法で更新プログラムの配信が停止されていないかや既知の不具合がないかを確認できますので
Office 製品の更新プログラムを適用したことによって問題が発生したことが疑われる場合や、
Office 製品を更新する前に事前に問題がないかを確認したい場合は
必要に応じてこの方法での対応をお願いいたします。

なお、更新プログラムによって問題が発生しているもののまだ再リリースが行われていない場合や有効な対処方法がない場合は、申し訳ございませんが以下の作業を行って以前のバージョンに戻してご利用ください。

クイック実行版の Office (Office 365 ProPlus など) :
KB2770432 (英語日本語機械翻訳) の手順を参考にして以前のバージョンに戻す 
(
コントロール パネルの [プログラムの機能] からアンインストールすることはできない)

MSI 版の Office (ボリュームライセンスなど) :
・コントロール パネルの [プログラムと機能] から該当の KB 番号をアンインストールする
・WSUS で該当の KB 番号に対して [削除の承認] を設定してアンインストールを配信する (こちらの「WSUS での配布の停止手順」を参考に設定してください)


更新プログラムが再リリースされているかや既知の不具合がないかを確認する方法 

クイック実行版の Office の場合

以下のページで毎月のリリースをお知らせしています。こちらのページで同じ月に新しいバージョンで再リリースされている場合は問題があるために配信が停止されて再リリースされている場合が多いため、新しいバージョンを適用するようにしてください。

Office 2013: Office 2013 または Office 365 の更新プログラム
Office 2016: Office 365 クライアント更新プログラムのチャネル リリース (最新に更新されていない場合は 英語)

現在インストールされているバージョンを確認する方法
Office プログラムの [ファイル] タブ-[Office アカウント] の
[Office 更新プログラム] の下に表示されるバージョン番号を確認します。

再リリースされていないかを確認する方法/既知の不具合がないかを確認する方法
Office2013 の場合の例をご紹介します。

1. Office 2013 または Office 365 の更新プログラムにアクセスします。

2. 確認を行いたいバージョンについての記述を探します (既に適用されているバージョンで問題が発生している場合は上記の方法で確認したバージョン、これから適用するバージョンについて確認したい場合はそのバージョン)。

3. 探しているバージョンよりも新しいバージョンが同じ月にリリースされていないかを確認します。
   
同じ月にリリースされている場合は問題が確認されて再リリースされた可能性が高いため、新しいバージョンの方を適用することを検討します。

    たとえば、2016 年 2 月の Office 2013 更新プログラムでは こちらで紹介している不具合が確認されて再リリースが行われているため、以下のように 2016 年 2 月の更新が 2 回リリースされています。
 

4. 同じ月に再リリースされている場合でも再リリースされていない場合でも、
  「資料」の後に表示されるサポート技術情報の番号のリンクをクリックして更新プログラム一覧を表示します。
    たとえば上記の場合は3137471のリンクをクリックすると、
    KB3137471 に含まれる更新プログラムの一覧が表示されます。

5.「Office 2013」のセクションに含まれる複数のリンクをそれぞれクリックして内容を確認し、
     表示されたページに不具合についての説明がないかを確認します。
     2016 年 2 月 9 日は、Office 2013 (KB3114717) の更新しますをクリックすると以下のように表示され、
     動作が遅くなったり停止する問題が確認されているため配信が停止されたことがわかります。
    

     機械翻訳がわかりにくい場合は Notice の上に表示される「英語版 KB」の後に表示される
     3114717をクリックするか、
URL https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3114717の ja-jp を en-us に変更して
    
 https://support.microsoft.com/en-us/kb/3114717へアクセスし、英語の原文からご確認ください。
    

クイック実行版と MSI 版では毎月同等の更新プログラムをリリースしているため、後述の「MSI 版の Office の場合」で説明する方法でおもな更新プログラムの再リリースの状況や不具合を確認することもできます。

MSI 版の Office の場合

MSI版の Office の場合は、コントロール パネルの [プログラムと機能] の [インストールされた更新プログラム] から 適用されている更新プログラムを確認できます。一番右端に表示されている [インストール日] を参考にしてどの更新プログラムが適用されているかを確認し、下に表示される [サポートのリンク] に表示されているリンクから KB にアクセスして不具合についての情報や配信が停止されていないかを確認します。

クイック実行版と毎月同等の更新プログラムを提供しているため、前述の「クイック実行版の Office の場合」で説明した方法ですべての更新プログラムの再リリースの状況や不具合を確認することもできます。

現在インストールされているバージョンを確認する方法
MSI 版の Office の場合は、クイック実行版のように Office 全体に適用されるのではなく
一部のプログラムだけ更新プログラムが適用されている場合があり、

クイック実行版の Office とはバージョンの確認方法が異なります。

方法 1. Outlook.exe や Mso.dll のファイルのプロパティから確認する
 エクスプローラーで Office がインストールされているフォルダーを開き、
確認したいファイルを右クリックして [プロパティ] の [詳細] タブからバージョンを確認します。
 
既定では、以下のフォルダーにインストールされています。 
Office 2013:
C:\Program Files\Microsoft Office\Office15\Outlook.exe
C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\Microsoft Office\Office15\Mso.dll 
Office 2016:
C:\Program Files\Microsoft Office\Office16\Outlook.exe
C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\Microsoft Office\Office16\Mso.dll

参考: 64 ビット版の Windows に 32 ビット版の Office をインストールしている場合は、
C:\Program Files の代わりに C:\Program Files (x86) にある同じ場所にインストールされます。

方法 2. Office プログラムの [ファイル] タブ- [Office アカウント]-[Outlook のバージョン情報] から確認する
(注意: Office 2013 以前のみ、Office 2016 ではこの方法で確認できない)

1  Office プログラムの [ファイル] タブ-[Office アカウント]-[Outlook のバージョン情報] を開きます。

2.「Outlook」の後の ( ) 内に表示される番号は Outlook.exeのバージョン、
   「MSO」の後の ( ) 内に表示されるバージョンは MSO.DLL のバージョンです。


おもな更新プログラムが再リリースされていないかを確認する方法/既知の不具合がないかを確認する方法
以下の方法で、Outlook と Office 共通のおもな更新プログラムについてだけを確認することができます。 

1. Outlook のビルド一覧にアクセスします。
2. 確認を行いたいバージョンについての記述を探します (既に適用されているバージョンで問題が発生している場合は上記の方法で確認したバージョン、これから適用するバージョンについて確認したい場合はそのバージョン)。
3. 探しているバージョンよりも新しいバージョンが同じ月にリリースされていないかを確認します。
    同じ月にリリースされている場合は問題が確認されて再リリースされた可能性が高いため、
    新しいバージョンの方を適用することを検討します。
4. Outlook.exe Mso.dll Wwlib.dll に表示されるリンクをそれぞれクリックし、
    表示されたページに不具合についての説明がないかを確認します。

たとえば、Outlook 2013 では以下のように
2015/11 に Outlook.exe を含む更新プログラムの再リリースが行われています。
 

3101488をクリックすると以下の記述があり、この更新プログラムを適用すると Outlook 2013 がしばしばクラッシュする問題が確認されているため 2015/11/19 KB2975838をインストールする必要があることがわかります。

 本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


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