こんにちは。日本マイクロソフトの佐々木です。
今回は System Center 2012 Operations Manager (OM 2012) と System Center 2012 Service Manager (SM 2012) の照合順序に関する情報を紹介します。
OM 2012 と SM 2012 を日本語環境で利用する場合に推奨されるデータベースの照合順序は、それぞれ以下の通りです。
- OM 2012 の推奨される照合順序
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Operations Manager データベース: Japanese_CI_AS
Operations Manager データウェアハウス: SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS
OM 2012 の照合順序については以下のサイトでも情報を公開しています。併せてご参照ください。
"System Center 2012 - Operations Manager でサポートされる構成"
http://technet.microsoft.com/ja-JP/library/hh205990.aspx
※ Operations Manager データベースについて、上記のサイトで "SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS" のみをサポートしているという記載しています。しかしこれはリリース当初の情報であり、現時点では "Japanese_CI_AS" もサポートしています。
※ SQL Server 自体の照合順序が上記とは異なる場合でも、Operations Manager データウェアハウスのデータベースは必ず "SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS" でインストールされます。これは OM 2012 の製品としての問題によるものです。製品動作上は特別な問題はありませんが、SP1 で修正する予定です。SP1 以降は、Operations Manager データウェアハウスについても "Japanese_CI_AS" が推奨となる予定です。
- SM 2012 の推奨される照合順序
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System Center 2012 Service Manager データベース: Japanese_XJIS_100_CI_AS
System Center 2012 Service Managerデータウェアハウス: Japanese_XJIS_100_CI_AS
SM 2012 の照合順序については以下のサイトでも情報を公開しています。併せてご参照ください。
"System Center 2012 - Service Manager の対応言語"
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh495583.aspx
- OM 2012 と SM 2012 を組み合わせる場合の制限事項
OM 2012 と SM 2012 を組み合わせて利用する場合、基本的には問題なく動作しますが、一点だけ制限事項があります。SM 2012 の Operations Managerコネクタを利用して、アラートをOperations Manager データベースから直接 SM のデータウェアハウスに同期することができません。これは "Japanese_CI_AS" と "Japanese_XJIS_100_CI_AS" が厳密には異なる照合順序であるためです。