Posted by Publisher チーム
9 月 6 日
今回の記事は、新しい Publisher の図編集ツール改良責任者である、プログラム マネージャーの Alyshia Olsen が執筆しました。
Publisher は、ニュースレター、写真アルバム、パンフレットなどさまざまな種類の文書作成に使われています。美しい画像を取り入れた本格的な文書を簡単に作成できるよう、新しい Publisher には、わずか数回のクリック操作でこの作業を実行する機能があります。
ライブ プレビュー
図の明るさ、コントラスト、色調を調整するには、用意されているプリセット スタイルを選ぶだけです。図を挿入してから、リボンの [図ツール 書式] タブをクリックし、図への適用結果をプレビューで確認しながらプリセットを選択してください。[修正] および [色の変更] の選択肢にマウス ポインターをかざすだけで、それを文書に反映したライブ プレビューが表示されます。
色の変更
私たちが最初に追加した図調整機能は、希望するカラー パレットに基づいて図の色彩を変える (たとえば白黒やセピア、または、文書全体に合わせて何か特定の色調に統一する) 機能です。
[色の変更] ギャラリーは [図ツール] タブにあります。このタブには、文書に使う図を調整するために必要なあらゆるツールが揃っています。
以下は、色の変更で写真に効果を付けた例です。ここに示した白黒やセピアはもちろん、どんな色もカラーピッカーから選ぶことができます。
修正
その次には、暗すぎる写真や白が強すぎる写真、美しさを引き立てるためにちょっとした効果を加えたい写真などを調整する機能を作成しました。[図ツール] タブの [修正] ギャラリーには、さまざまな明るさやコントラストのプリセットが用意されており、手早く調整操作ができます。また、より細かい調整ができる高度なツールも用意されています。
修正効果の例を下に示します。このように、白っぽい写真は明るさを抑えてコントラストを強くすると見やすくなり、暗い写真は、より明るくしてコントラストを下げると見やすくなります。お使いの写真にいろいろな効果を適用してみて、実際の文書の中で最も効果的に見えるように調整してください。
図形に合わせてトリミング
図のカスタマイズ作業を進めやすいように、[図形に合わせてトリミング] コマンドは、今までよりも簡単にアクセスできる [図ツール 書式] タブの [トリミング] ドロップダウン内に移動しました。
図形を選んでから、その図形の周囲のトリミング マーカーをドラッグすることで、円形や楕円形など、ギャラリーにある形に図を切り抜くことができます。
トリミング操作の途中:
トリミング操作の実行後:
図を背景に適用
新しい Publisher には、お好きな図を、ページ全体の美しい背景にする機能があります。図を背景にするには、必要に応じて色の変更や透過性などの調整を加えてから、図を右クリックして [背景に適用] を選択します。また、[ページ デザイン] タブの [ページの背景] にある [イメージの適用] コマンドを使っても同じです。適用方法としては、[塗りつぶし] または [並べて表示] を選択できます。
文書の見た目をカスタマイズする際には、以上で説明した各種の調整やトリミングを好きなように組み合わせて使うことができます。写真に色の変更効果と明るさやコントラストの調整を適用してから、それをページの背景にした例��示します。
新しい図編集機能には、今までにない充実した調整オプションが揃っており、作成したい文書に合わせて写真を簡単に調整できます。すべての機能の実装は Picture Adjustments Feature Crew のメンバーが担当しました。皆さんも、今度作成する文書では図の調整機能を使ってみてください。
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