この記事では、いままでご紹介してきた情報も含め、今後 3 か月から半年の間にパートナーの皆様が共通で対応が必要になる事項についてまとめました。
対応必要項目
- コンピテンシー取得の要件になっている Azure MCP 試験の早期取得 (2018 年 12 月)
- 共同販売における IP Co-Sell Ready 要件への対応 (2018 年 12 月)
- Azure Marketplace または AppSource アカウントの作成
- ソリューションの AppSource へのリスティング
- パートナーセンターへの移行、Azure AD アカウントの準備 (2019 年上半期)
- 新しいコンピテンシー、特典の利用
Azure MCP 試験の早期取得
Cloud Platform コンピテンシーなどの、Azure に関係するコンピテンシー取得の要件となっている「試験 70-533 Microsoft Azure Infrastructure Solutions の実装」は、2018 年 12 月 31 日で提供を終了します。後継の新しい試験はしばらく英語のみでの提供となる予定ですので、日本語で試験を受ける方は急いで受験をお願いします。
IP Co-Sell Ready 要件への対応
FY19 マイクロソフトとの共同販売ガイドにも記載がある「IP Co-Sell Ready」要件ですが、マイクロソフトと共同販売 (Co-Sell) を推進するソリューションが満たすべき品質基準となります。
FY19 になり新たに加わったのが、マイクロソフトの法人向けクラウドマーケットプレースである「Azure Marketplace または AppSource へのリスティング」になります。これから新規にソリューションを公開する場合は、いずれかのクラウドマーケットプレースへのリスティングを行ってください。
この要件は 2018 年 12 月末を目途に厳格な運用が開始される予定です。また、現在、マイクロソフト社員向けのソリューションカタログである OCP Catalog に掲載済みのソリューションについては、厳格な運用開始後に、AppSource に概要と販促資料が公開される予定となっております。公開に備え、現在のカタログの内容をマイクロソフトの担当営業と一緒に見直すことをお勧めします。
パートナーセンターへの移行、Azure AD アカウントの準備
現在、MPN メンバーシップステータスを管理しているツール「パートナーメンバーシップセンター」は、今後、CSP や「パートナーを見つける (もしくはリード紹介)」機能を提供しているパートナーセンターに統合されます。アメリカ等海外のパートナーではすでに移行が進んでいますが、日本のパートナーの皆様は 2019 年初頭以降に移行スケジュールが組まれています。移行にあたっては、いままでマイクロソフトアカウントで管理されていた MPN アカウントが Azure AD ベースのものに置き換わります。詳しい移行スケジュールや移行手順は、個別のご連絡をお待ちください。
ISV コンピテンシー、Cloud Business Application コンピテンシーなどの新しいコンピテンシーや、GTM サービスといった新しい特典の利用は、パートナーセンターへの移行後にご利用可能になります。