日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。
本ブログでは以下の現象についてご説明します。
現象
Office 365 ProPlus などのクイック実行形式の Outlook 2016 で特定の更新適用後に、リッチテキスト形式のメールに添付されているファイルを Windows デスクトップなどにドラッグ & ドロップ または コピー & ペーストしてもディスクに保存できない。
発生条件:
Office 365 ProPlus などの クイック実行形式の Outlook 2016 でのみ発生する。
リッチテキスト形式でのみ発生し、HTML 形式またはテキスト形式では発生しない。
原因
Outlook はエディター機能として Word のコンポーネントを使用しています。
本現象は Word の不具合により発生します。
補足:
本現象は一度以下の更新プログラムで修正されましたが、バージョン 1801 (9001.2138) 以降で再発することを確認済み。
チャネル : 月次チャネル (Monthly Channel)
リリース日 : 2018 年 1 月 17 日
バージョン : 1712 (8827.2148)
対処方法
現在、修正のリリースに向けて作業中ですが、リリース日は確定していません。
修正がリリースされるまでの対処方法は以下となります。
(1) メニューから保存
・[ファイル] タブをクリックし、[添付ファイルの保存] をクリックして保存。
・添付ファイルを選択し、右クリックで表示されたメニューから [名前を付けて保存] をクリックして保存。
(2) Office を現象が発生しないバージョン 1712 (8827.2148) に戻す
参考: 以前のバージョンの Office 2013 または Office 2016 クイック実行に戻す方法 (KB2770432)
その他:
本現象が発生するクイック実行形式については以下の Blog を参考にしてください。
クイック実行形式 (C2R) と Windows インストーラー形式 (MSI) を見分ける方法
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