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 パートナー様による慈善活動 GCI の取り組み【1/13更新】

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(この記事は2017年11月6日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 Partner Philanthropy Spotlight: GCI  の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

 

パートナー様の革新的なアイデア、クライアントや社会への取り組みは、私たちにとって常に大きな刺激となっています。そうした慈善活動をお伝えしている「パートナー様による慈善活動」シリーズの今回は、英国に拠点を置く GCI (英語) と、同社が展開する「Kids in Technology」プログラムについてご紹介します。GCI は業界をリードする IT サービス企業であり、英国各地にオフィスを構え、テクノロジ業界で働く女性の支援において大きな実績を残しています。同社は女性や子供たちがテクノロジの世界にもっと近づけるように支援する活動に力を入れており、その取り組みはパートナー様による地域貢献の 1 つの形を教えてくれるすばらしい事例だと言えます。


 

機会を生み出すことで子供たちの刺激に

GCI のマイクロソフト アライアンス ディレクター、Margaret Totten 氏は、長年 IT 業界で働く女性を応援するエバンジェリストとして活躍してきましたが、このプログラムを思い付いたのは意外にも息子さんと一緒にいたときだと話してくれました。修学旅行に同伴した Margaret 氏は、息子さんのクラスにいる女子生徒の多くが将来の自分自身のキャリアを描くのではなく、スポーツ選手との結婚を夢見て自らの可能性を制限してしまっていることに気付きました。「男の子は皆サッカー選手になりたいと言い、女の子は皆サッカー選手の奥さんになりたいと言っていた」のだそうです。

 

子供たちと話して落胆した Margaret 氏は、すぐにチーム メンバーの Kimberly Totten 氏と共に、テクノロジの世界を子供にとってもっと身近なものにするにはどうすればよいかを考え始めました。Kimberly 氏は、10 代以下の子供たちのカウンセリング経験が豊富で、特に経済的に貧しい地域の子供のサポートに強い関心を寄せていました。そこで 2 人は協力して互いの経験と知識を活かしながら、社会に貢献できるプログラムを立ち上げ、テクノロジ分野のキャリアに興味を持っている子供たちに対して、多くの機会が開かれていることを伝えようと思い立ったのです。

 

「クライアントのためにしていることを、子供たちにもしてあげたらどうかと考えたのです」

— GCI、マイクロソフト アライアンス ディレクター、Margaret Totten 氏

 

このプログラムを最初に思い付いたきっかけは、クライアントとのやり取りの中で、テクノロジを活用して、生産性を向上させ、大きな効果を生み出す方法を説明していたときのことです。2 人は Hour of Code プログラムの要素を取り入れて、テクノロジとコーディングに親しめる体験型の学習を考案しました。

英国では、コーディングは児童にとって重要な基本スキルだと見なされていませんが、Margaret 氏はテクノロジを民主化するうえで最適な方法だと考えています。

 

 

テクノロジが子供たちの可能性を広げる

第 1 回目の Kids in Technology イベントは、地元の Microsoft Technology Center で開催され、子供たちはクラウドとコーディングを学習しました。初めてのセッションは好評でしたが、その後のイベントではプログラムの教育的な側面に重点を置くことにしました。

たとえば 2 回目のイベントでは、子供たちをいくつかのグループに分け、それぞれに企業内の役職を志願させました。CEO や代表取締役といったひととおりの役職の責務を学んでから、独自のミニ企業を設立するという課題が与えられました。次に子供たちは、実際の GCI の見込み客と同じように、自分の会社にメリットをもたらす各種のテクノロジ製品やサービスについて説明を受けました。さらに次のステップとして、自分のミニ企業がクラウドに移行できる状態にあるかどうかを判断しました。

 

「子供たちに理解してもらいたいのは、テクノロジ業界のキャリアとは、デスクに向かってコンピューターで作業するだけではないということです。HoloLens などのテクノロジを利用して医療従事者を支援する方法や、ビッグ データや分析によって危機に瀕しているコミュニティを救う方法について考えることも重要な仕事なのです」

— GCI、マイクロソフト アライアンス ディレクター、Margaret Totten 氏

 

このプログラムの当初の目的は、国籍や経歴を問わず、あらゆる子供たちを支援することでしたが、程なくそれよりもはるかに大きな活動になりました。現在では、生徒がテクノロジを利用して実際に世界に影響をもたらすにはどうしたらよいか、その方法について考えています。

 

マイクロソフト パートナー コミュニティ (英語) では、パートナー様が社会に影響をもたらす方法について、皆様からのご意見を心よりお待ちしております。

 

 


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