こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。
2017 年 6 月に公開された Outlook のセキュリティ更新プログラムを適用後、Outlook 2010 でリッチ テキスト形式の添付ファイルが開けないという現象が発生しており、現在弊社内で調査中です。
現在、Outlook 2010 以外での発生は確認されていません。
続報があり次第更新いたします。
現象
2017 年 6 月に公開された Outlook のセキュリティ更新プログラム (KB3203467) を適用した Outlook 2010 でリッチ テキスト形式で添付ファイルをダブルクリックして開こうとした際に、以下のメッセージが表示され、添付ファイルが開けません。
「このオブジェクトは Outlook で作成されましたが、このプログラムがお使いのコンピューターにインストールされていないか、応答していません。このオブジェクトを編集するには、Outlook をインストールするか、Outlook でダイアログボックスが開いていないことを確認します。」
編集中のメールでも発生します。
HTML/テキスト形式のメールでは発生しません。
暫定の対処方法
ドラッグ & ドロップでデスクトップなどに保存した後は添付ファイルを開くことができます。
また、HTML/テキスト形式を使用することで問題が回避します。
受信メールについても、以下の操作でメッセージ形式を変更することが可能です。
対象のアイテムを開いて [アクション] – [メッセージの編集] – [書式設定] タブ – “形式” で [HTML] もしくは [テキスト] を選択
判明している影響範囲
メール自体のデータが破損するわけではないので、現象が発生する Outlook から送信されたメールを更新が未適用の Outlook で受信した場合、問題は発生しません。
2017 年 6 月のセキュリティ更新プログラムが適用されているか確認する方法
手順
1. Outlook 2010 を起動します。
2. [ファイル] タブをクリックします。
3. [ヘルプ] を選択します。
4. 画面右側の [バージョンと著作権の追加情報] のリンクをクリックします。
5. [Microsoft Outlook のバージョン情報] ダイアログの 1 行目の Microsoft(R) Outlook(R) 2010 の隣に表示されているバージョンが 14.0.7182.5000 の場合には、該当の更新プログラムが適用されている状態となります。
本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。