(この記事は 2017 年1 月 5 日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 How Microsoft Partnership Can Help Grow Your Business の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)
昨年 1 年間で、クラウド サービスの市場競争は大幅に激化しました。世界中のパートナー様が、新規ビジネスを獲得し、既存のクライアントを維持するために、さらに努力を重ね、自社を効果的に差別化する機会を模索する必要があると述べています。昨年 IDC と共同で実施した調査によると、パートナーの皆様は差別化を図るために、主な業種や業界における専門知識の確立、技術やサービスに関する独自の専門知識の確立 (英語)、知的財産の構築 (英語)、強力なパートナーシップ戦略の構築など、さまざまな戦略を採用しています。こうした手法の詳細については、MPN で公開されている全 5 部のモダン パートナー シリーズの電子ブック「パート 2: 突出するための差別化」をご覧ください。
MPN を活用して差別化を実現する
前述の調査では、マイクロソフトとのパートナーシップを活かして差別化を図るという考え方がトレンドになっていることも明らかになりました。先日、私はダブリンに拠点を置く EMIT (英語) のマネージング ディレクター、Eamon Moore 氏にお会いして、このベスト プラクティスに関する見解を伺いました。
まず Moore 氏にお尋ねしたのは、同社を市場で差別化するためにマイクロソフトとのパートナーシップやコンピテンシー ロゴ、アワードを活用しているかどうか、また、このブランディング提携によってどのような影響があったかについてです。これに対し Moore 氏は「もちろん活用しています。マイクロソフトとパートナーシップを結んだことで、EMIT のビジネスを支える 4 つの柱であるインフラストラクチャ、クラウド、セキュリティ、ビジネス生産性のすべてが強化されました」と回答しています。
「マイクロソフトとのパートナーシップは、当社の市場進出戦略、PR 活動やマーケティング活動、そして全体的なビジネス戦略の核となるものです」
– EMIT、マネージング ディレクター、Eamon Moore 氏
Moore 氏はさらにこう続けます。「コンピテンシーは、当社が今日まで成果を挙げる中で、重要な役割を果たしてきました。まずコンピテンシーの要件を基に、トレーニング計画と目標 KPI を明確に定義することができました。コンピテンシーを取得してからは、高度な専門知識と実績をアピールし、競合他社との違いを打ち出せるようになります。たとえば先週、Cloud Platform コンピテンシーの Gold パートナーとして認定されたことを、ソーシャル メディアをはじめとする各プラットフォームで発表したところ、大きな反響が寄せられ、1 週間も経たないうちに 3 件の新規ビジネスにつながりました」
「マイクロソフトというブランドの力も見過ごせません。昨年、当社はグローバル パートナー オブ ザ イヤーの Small & Midmarket Cloud Solutions アワードを受賞するという栄誉に預かりました。この受賞は EMIT に変革をもたらしたどころか、世界中の一流のマイクロソフト パートナーの仲間入りをすることができたのです。これ以上のセールス トークはありません」
パートナーシップの活用
次に、MPN のメンバーがマイクロソフトとのパートナーシップを活用して差別化を図るための、お勧めの方法について尋ねてみました。Moore 氏は、以下のように簡単なステップに集約することを推奨しています。
- マイクロソフトのパートナー エコシステム (他のパートナー様やマイクロソフトの担当者) に絶えず働きかけるようにします。
- 自社の顧客ベースや特定の業界でよく見られる問題の中から 1 つを選び、その問題を解決するためのソリューションを構築して、知名度を上げます。その後、マイクロソフト ネットワークを活用して、そのソリューションを拡張させます。
- デジタル マーケティングを実施して、幅広い顧客層にメッセージを瞬時に届けます。マイクロソフトは、こうしたマーケティング活動を支援するために、コンテンツやプログラムを多数提供しています。
- お客様だけでなく、新規ビジネスをもたらす可能性のある地域のマイクロソフト チームからも注目を集めるために、定期的にチームのスキルアップを行います。
- 時間を掛けてマイクロソフトのしくみを正しく理解します。マイクロソフトの従業員と知り合い、ビジネス バイブルとしてマイクロソフト パートナー ポータルを使用し、インセンティブの獲得方法や資格の取得方法について確認します。さまざまなことを理解する必要がありますが、その手間を掛ければ十分な見返りが得られます。Moore 氏のアドバイスは、マイクロソフトとのパートナーシップを活用して競合他社との差別化を図りたい皆様にとって、非常に参考になるはずです。この 5 ステップを今すぐに実践するために、まずはマイクロソフト バッジを作成しましょう。
- 今すぐに実践する
マイクロソフト バッジを作成する
バッジを作成して Web サイトやマーケティング資料に掲載することで、コンピテンシーやマイクロソフトとのパートナーシップをアピールできます。マイクロソフトが提供しているバッジをご利用いただけば、パートナー様の専門分野、認定レベル、獲得したアワードを明確に提示することができます。バッジを作成するには、こちらのページ からブランディング ガイドラインをご確認のうえ、ロゴ作成ツールをご利用ください。
▼ MPN特典ロゴ作成ツール(Logo Builder)ご利用ガイドはこちらから
マイクロソフト ロゴについてはこちらの記事もご参照ください。
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ではまたお会いしましょう。 Jen Sieger