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代理人から非公開のアイテムが参照できなくなった場合や代理人設定時に「 [代理人] タブの設定は正しく保存されませんでした」エラーが発生する場合の対処方法について

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こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポートチームです。
代理人から突然非公開のアイテムの参照ができなくなった場合や代理人設定時エラーが発生したという事象の対処方法についてご紹介いたします。

別のWindows ユーザーでログオン時に代理人設定時でエラーが発生している場合は、以下のブログ記事をご覧ください。
タイトル : Windows ログオンユーザー以外の代理人設定時に発生する事象について
URL : <http://blogs.technet.com/b/outlooksupportjp/archive/2015/06/30/windows.aspx>


現象

代理人アクセスの設定時に 「代理人に非公開に設定したアイテムへのアクセスを許可する」 をオンにしておくことで、代理人は非公開のアイテムであっても参照を行うことが可能です。
この設定を行っているにもかかわらず非公開のアイテムの参照ができない場合や代理人設定時以下のようなエラーがする場合があります。
※ エラーメッセージは異なる場合もございます。

「[代理人] タブの設定は正しく保存されませんでした。空き時間と予定の入っている時間の情報をアクティブできません」


原因

非公開アイテムの設定が格納されている Freebusy フォルダーやルールに不整合が生じている場合に発生いたします。


対処方法

Freebusy フォルダーの初期化とルールの削除を行ってから、代理人の再設定を行うことで事象を解消することができます。

– 事前準備
代理人設定については、[ファイル]タブ -[アカウント設定]-[代理人アクセス] をクリックし、スクリーンショットを採取しバックアップとしてください。

– 手順
1. 代理人を設定する側の端末にて Outlook を終了の上、以下の URL から MFCMAPI.exe をダウンロードします。
MFCMAPI (February 2014 Release)
http://mfcmapi.codeplex.com/releases/view/118446

2. MFCMapi.exe.15.0.0.1041.zip ファイルを実行して、C:MFCMAPI などとフォルダーを指定して解凍します。
3. 解凍されたファイルの MFCMAPI.exe を起動します。
4. [About MFCMAPI] というダイアログが表示されたら [OK] をクリックします。
5. [Tools]-[Options] をクリックします。
6. “User the MDB_ONLINE flag when calling OpenEntry” のチェックをオンにし、[OK] をクリックします。
7. [Session]-[Logon] をクリックします。
8. プロファイル選択が表示されたら、対象のプロファイルを選択して、[OK] をクリックします。
9. [<本人の表示名>] をダブル クリックします。
10. [Root Container]-[Freebusy Data] をダブル クリックします。
11. 新しく開いた [Freebusy Data] ウィンドウにて、[Subject] 列が [LocalFreebusy] のアイテムを右クリックし、[Delete message] をクリックします。
12. “Deletion style” を [Permanent delete passing DELETE_HARD_DELETE (unrecoverable)] に変更の上、[OK] をクリックし、ウィンドウは [X] で閉じます。
13. 次に [Root Container] をクリックします。
14. 右ペインに表示されている一覧から、”Property name(s)” が “PR_FREEBUSY_ENTRYIDS” で始まるエントリを右クリックして [Delete Property] を選択し、確認ダイアログが表示されたら [OK] をクリックします。
15. さらに [Root Container]-[インフォメーション ストアの先頭]-[受信トレイ] をクリックします。
16. 右ペインに表示されている一覧から、”Property name(s)” が “PR_FREEBUSY_ENTRYIDS” で始まるエントリを右クリックして [Delete Property] を選択し、確認ダイアログが表示されたら [OK] をクリックします。
17. 引き続き、代理人についてのルールを削除します。
18. [Root Container]-[インフォメーション ストアの先頭]-[受信トレイ] を右クリックして [Other tables]-[Rules table] をクリックします。
19. 上半分の 1 行目を選択し、下半分の [PR_RULE_PROVIDER] で始まるエントリーの [Value] 列が [Schedule+ EMS Interface] になっているかを確認します。
20. [Schedule+ EMS Interface] になっている場合は右クリックして [Delete] をクリックして削除します。
21.他の行に対しても同様に作業を行います。
22. MFCMAPI を終了します。

23. Outlook を起動します。
24. [ファイル]タブ -[アカウント設定]-[代理人アクセス] をクリックします。
25. 現在設定されている代理人をすべて削除します。
26. Outlook を再起動します。
27. [ファイル]タブ -[アカウント設定]-[代理人アクセス] をクリックします。
28. 代理人の再設定を行います。

代理人の設定をエラーなく完了できるか、代理人側より非公開のアイテムの参照が可能かご確認ください。
代理人側からの参照ができない場合には、代理人の Outlook プロファイルの再作成もお試しください。

本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


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