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アドインの有効・無効について

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こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。

Outlook をカスタマイズする方法の一つにアドインの開発があります。
最近は誤送信防止のアドインなどを開発される方が多いようですね。
今回は、Outlook アドインの有効・無効についてご紹介します。

Outlook アドインの読み込み動作について
Outlook は起動時に以下のレジストリを読み込みこれらの情報をもとに読み込むアドインを判別しています。

   ユーザー単位のアドインの場合
    キー : HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Outlook\Addins\<アドインの ProgID>

   コンピューター単位のアドイン (グローバル アドイン) の場
    キー :HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\Outlook\Addins\<アドインの ProgID>

   名前: LoadBehavior
   値の型: REG_DWORD

※ ユーザー単位のアドインかコンピューター単位のアドインかは、アドインのセットアップによりますので開発元にご確認ください。
     この LoadBehavior の値でアドインの読み込み状況がわかります。


LoadBehavior の値について
LoadBehavior の値についての説明は後述の参考資料にも記載されていますので、各値の詳細はご参照いただければと思いますが、通常、アドインの読み込みに成功し当該アドインが有効になっている場合は、該当アドイン配下の LoadBehavior の値は 3 になります。

実際にアドイン Microsoft Outlook Social Connector で確認してみましょう。

アドインの読み込み状況は、以下の通り Outlook の COM アドイン一覧からも確認いただけます。
下記のように、有効になっている場合…

レジストリの LoadBehavior の値は 3 になります。

このとき Microsoft Outlook Social Connector の機能である [人物情報 ウィンドウ] のボタンが表示されています。

一方、COM アドイン一覧のチェックを外した場合、レジストリの LoadBehavior の値は 2 になり、[人物情報 ウィンドウ] のボタンは非表示となります。
なおアドインの読み込みに失敗した場合、無効化になった場合も LoadBehavior の値は Outlook によって 2 に変更されます。

応用例
この動作を利用して、レジストリを使用してアドインの有効/無効を管理することができます。
特定のアドインを有効化したい場合は LoadBehavior の値を 3、無効化したい場合は値を 0 または 2 で配布することで制御することができます。


参考資料
  タイトル : アプリケーション レベルのアドインのレジストリ エントリ - LoadBehavior の値
  URL : http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb386106.aspx#LoadBehavior
     →LoadBehavior の各値についての記載があります。


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